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新潟・阿賀エリア
モデルコース
01
「みなとまち新潟」を探求。
歴史と伝統文化、シビックプライドを学ぶ
北前船の寄港地として栄え、開港五港の一つにも指定された湊町としての新潟市。旧新潟税関庁舎、日和山をはじめとする歴史的な場所や、砂丘によって形づくられた独特の地形を感じ、まちあるきの達人によるガイドで学びます。案内するのは、経験豊富で個性豊かな「新潟シティガイド」のみなさん。北前船と開港の歴史を学べる新潟市歴史博物館みなとぴあをはじめ「みなとまち新潟」の歴史と地形を自分の足で歩いて、見て、感じて学びとります。また、ガイドや学芸員など、地元新潟を愛する大人たちから「自分のまちを語ること」を学ぶことで、シビックプライドの醸成や自分たちが住む地域のことを深く知るためのきっかけづくりにもなります。
1日目
みなと歴史散策コース
「新潟市歴史博物館みなとぴあ」内・敷地散策
湊町としての新潟の豊かな歴史や文化にふれることができます。構内には国の重要文化財に指定された旧新潟税関庁舎や、昭和初期に建てられた旧第四銀行住吉町支店など、歴史ある建物が並びます。さらに、博物館のすぐ前に広がる信濃川や朱鷺メッセ、そして対岸には佐渡汽船の迫力満点の出航シーンなど、港町らしい光景も楽しめます。
みなとに入った船はこの神社を目当てにしたといわれています。境内の「願掛け高麗犬」は新潟市有形民俗文化財。
北前船の廻船問屋が、持ち船の遭難回避に感謝し創立した神社。本殿に掲げられた絵馬「難船彫刻絵馬」は遭難時の様子を欅の板に彫刻し奉納したもので、新潟市有形民俗文化財です。
北前船の行き交う時代、みなとへ入る船の水先案内を行う場所でした。現在の標高は12.3m。山頂には方角石が残っています。
廻船業・廻船問屋業に携わった商家・小澤家の店舗兼住宅。建物と庭園が一体となり、明治時代の豪商の屋敷構えを構成しています。(要入館料)
みなとぴあにて解散、宿泊先へ。
2日目
古町花街文化体験コース
古町(ふるまち)は、京都祇園や東京新橋と並び称された花街のひとつ。200年以上の伝統を誇る古町芸妓は、現在も続くみなとまち・新潟を代表する文化でもあります。 本コースでは、現役の古町芸妓から直に作法や踊り、芸事などを学び、対話をするなかで学んでいきます。娯楽の多様化や“職場”となる料亭や割烹の減少、伝統芸能とおもてなしの担い手である芸妓の深刻な人材不足などから、花街文化の継承が危ぶまれています。花街文化について学ぶだけでなく、伝統文化の継承に向けた取り組み、課題についても考察を深めます。
京都や東京だけではなく、新潟でも江戸時代から芸妓文化が継承されていることを学びます。
和装の所作について学びます。着物を着て表現する事が前提の日本舞踊を学ぶことは、和装について学ぶことと同義。足袋の履き方から帯の結び方までを体験します。和装にまつわることわざや慣用句など着物由来のものが少なくないことも学びます。
和室における所作も大切な要素。襖(ふすま)の開閉、畳の歩き方、座布団の座り方のほか、洋装と和装時の所作が異なることも紹介。
和装時の基本動作を学びます。扇子の持ち方から開閉の仕方、扇子を使った様々な表現を、実演を交えて学びます。
参加者からの質問に現役の古町芸妓が答えます。記念撮影も実施。和装での立ち姿の撮られ方についても学びます。着替えに際しては、着物のたたみ方をレクチャー。
「みなとぴあ」では、受け入れ元の学校がある地域に合わせた特別メニューを設定するなど、自分が住む地域と新潟との違いを比較学習できる機会なども提供しています。「古町花街」コースでは、資料を使った事前学習を行います。日本における花街の歴史と文化や「どのような地域で発展したのか?」「現在も残っているところがあるのか?」などを事前に下調べすることで、スムーズに現地学習に入っていくことができます。
「古町花街」コースでは、現地学習で得られた学びをグループワークでシェアする機会を設けています。 自分たちの住む地域に残る伝統文化について調べたり、芸妓のように女性だけが就くことができる仕事を調べ「それが本当に女性でなければいけないのか?」をジェンダーの観点から議論するなど、現地学習で得られた学びを深めましょう。
新潟市歴史博物館みなとぴあ
副館長
小林 隆幸さん
「「みなとぴあ」は、「郷土の水と人々の歩み」をテーマに、新潟市域の人々の歴史を、港町、農村の二つの側面から分かりやすく紹介しています。海、川、砂丘などの地形、港がどのように新潟の歴史や文化、経済に貢献してきたかを展示物や資料を通じて学ぶことができます。小学3年生「昔のくらし」の単元のほか、総合学習の場としても利用されており、学芸員による解説も開催しています。」
新潟シティガイド
小野塚 昭美さん
「歴史資料や教科書に出てくる場所を実際に自分の足で 見て回れるのが、新潟のまちあるきのすばらしいとこ ろ。ぜひ一緒に楽しく歩いて学びましょう」
「路地連新潟」代表
「日和山五合目」館長
野内 隆裕さん
新潟市の魅力を再発見するための地図・案内板など 「みなとまち新潟」を楽しむ仕掛けを多数展開。 「まちの魅力を伝えるためには、まず自分自身が心 から楽しむことが大切。身近なものごとに目を向 け、まずは自分自身で楽しみましょう」
TEL:025-226-2612
E-MAIL:inbound@city.niigata.lg.jp
時間:8:30~17:30
住所:新潟市中央区古町通7番町1010番地(古町ルフル5階)
定休日:土日祝
TEL:090-1807-3013
問合せフォーム:https://niigata-cityguide.com/php/sformmail.php
時間:9:00~18:00
定休日:不定休
TEL:025-222-7080
問合せフォーム:https://www.ryuto-shinko.co.jp/contact/
時間:9:00~17:00
住所:新潟市中央区古町通九番町1463番地
定休日:日祝